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テニス中毒記 幸か不幸か、寝ても覚めても、テニステニス。

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あなたのラケットは硬派?それとも軟派?

「このラケットって上級者向きだよな、すっごく硬くて飛ばないし」(Dunlop M-fil200を手にとって)

よくテニスショップで部活帰りの高校生がテニス談義に花を咲かせているのを見かけます。そして今日はこんな会話を耳にしたので、ちょっと異議を唱えてみようと思います。


上級者向けのラケットは、ある程度軟らかく設計するのがセオリーです。(軟らかい設計にすることで、手応えやホールド感が増し、よりプレーヤーの意思を反映しやすくなるため。また、ラケットが多くしなる分パワーロスが生まれる=飛ばなくなる。)実はそこらのおばさんが使っている厚ラケの方がよっぽど硬いんですよ。

考えてみれば当たり前のことなのに、勘違いする人は多い。予想できる理由はいくつかあります。
1,その人のスイングスピードが遅かった。
あんまりにのんびりしたスイングでは、上級者向けのラケットの長所である手応え・ホールド感を享受することは出来ません。むしろ思ったより飛ばない分、衝撃が多く感じられて、あたかもガットを「硬く」張ったような感覚に陥り、このラケットは「硬い」のだと勘違いした。

2,その人が単にヘタクソだった。
スイートエリアで打てるレベルに達していないのにも関わらず、見栄を張って上級者向けラケットを使ってしまうと、ボールは飛ばないわ、衝撃は来るわ、と、まるで鉄板で打っているような感じを受けると思います。鉄板は硬そう、そう思ったのかラケットを勝手に硬いものだと思ってしまった。

恐らくその高校生は後者ですね。世の中のおば様方は前者なんでしょうか…

こうして単純にラケットの硬度だけを考えると、硬派なラケットは軟派なテニスをする人が使い、軟派なラケットは硬派なテニスをする人が使うという、ちょっとおもしろい現象が見えてきますよね(笑)



今日のうんちく
ポリエステル系ストリングスはその硬さからよく「針金ガット」なんて言われますが、実は昔、本当に針金をストリングとして売り出していた会社があったらしいです。
マニアック度★★★★★
ラケット中毒症 | 投稿者 Untique 00:19 | コメント(0)| トラックバック(0)
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